大相撲

2023年七月場所展望

★混迷の時代は終わったのか

先場所は横綱照ノ富士が14勝1敗で復活優勝した。
これをもって、誰が優勝するかわからず、12勝優勝
が多かった混迷の時代は終わったといえるのか。
2022年一月場所から顔ぶれの異なる優勝はまだ続い
ている。照ノ富士がくずれると混戦になる恐れはあ
る。場所は照ノ富士次第である。

<照ノ富士(右)>

★新大関霧島はどこまでやるのか

霧島以前に誕生した正代・御嶽海はすでに大関の地
位を明け渡している。逆にモンゴル出身の大関朝青
龍・白鵬・日馬富士・鶴竜・照ノ富士は全員横綱に
昇進している。もっとも日馬富士・鶴竜・照ノ富士
は苦労している。

大関霧島は心がけ次第である。上を目指すか、2場
所連続負け越しで大関降格の規定に甘えるか。それ
は本場所の相撲内容で判明する。

<霧島>

★史上初の3大関同日昇進はあるか

3関脇豊昇龍・大栄翔・若元春が大関に挑む。3人
が大関になれば史上初の同日3大関誕生となる。だ
がそう簡単な話ではない。

豊昇龍と若元春はノルマが12勝である。優勝争いに
加われそうな成績であり、両力士にとっては未知の
領域である。大栄翔はノルマ11勝だが、ぎりぎりの
戦いになりそうである。

<豊昇龍>

★上位に戻ってきた朝乃山はどこまで勝てるか

復活照ノ富士は上位に戻ってきた場所8勝5敗2休
だった。その後3場所36勝9敗で大関に再昇進した。
朝乃山は2ケタ勝てば合格である。そのためには横
綱・大関・関脇・小結に最低4勝4敗にしておきた
いところである。

<朝乃山>

★活躍するニューパワーは誰

横綱・大関戦を終えた金峰山。3関脇戦を経験した
北青鵬。十両から新入幕の豪ノ山・伯桜鵬。彼らの
直接の対戦と出世争いは見ものである。

初日は迫っている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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