大相撲

真価問われる朝乃山

2023年7月3日

先場所幕内に復帰した朝乃山は平幕相手に11勝1敗
小結・関脇・横綱相手に1勝2敗であった。幕内下
位・中位相手では強さを発揮したといえる。

<朝乃山>

来たる七月場所は番付を4枚目まで上げてきた。横
綱・大関との対戦圏内である。ここでどういう相撲
が取れるか、どういう成績を残せるか。朝乃山の真
価が問われる。

朝乃山最大の強敵は照ノ富士である。0勝6敗と1
度も勝てない。このうち5敗は朝乃山が大関で照ノ
富士が関脇以下のときだった。

<2020年7月照ノ富士戦に敗北>

右の相四つだが、四つ身は照ノ富士のほうがいい。
右のかいなの返しのよさで照ノ富士が勝ってきた。
先場所初めて地位が逆転した。朝乃山はいい立ち合
いをしたが、力でねじふせられた。

貴景勝戦は4勝5敗と拮抗している。大関同士の対
戦は2番で貴景勝が勝っている。対戦は令和3年三
月場所以来になる。

霧島には3勝2敗である。このうち1勝は不戦勝で
ある。いずれも朝乃山が大関時代である。現在連敗
中で令和3年五月場所以来の対戦となる。今度は立
場を変えての対戦になるが、勢いは霧島にありそう
である。

<2020年11月霧馬山戦>

先場所、朝乃山は大栄翔の突き押し相撲になすすべ
なく敗れた。大栄翔には7勝10敗と負け越している。
7連敗したことがあった。四つ相撲力士にとって押
し相撲はやっかいな存在である。

<2023年5月大栄翔に敗れる>

ほかに御嶽海に5勝6敗と負け越している。豊昇龍
とは1度対戦して内掛けで敗れている。若元春、琴
ノ若とは初顔になる。

七月場所は朝乃山の大関復帰があるのか、ないのか
判断をくだす場所になりそうである。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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