大相撲

■23夏6日目 大栄翔の大関昇進はあるのか

2023年5月19日

栃ノ心が引退した。初日から力が入らない相撲が続
いていた。ザンバラ時代から栃ノ心を見続けてきた
だけに思い入れが深い。誰にもいつかその日は来る。
栃ノ心にも来てしまった。元大関の終焉であった。
36歳、永い間お疲れ様でした。

今日の一番は関脇同士、1敗同士の豊昇龍対大栄翔
である。まだ6日目なのでサバイバルマッチとまで
はいかないが、とにかく両力士にとって勝っておき
たい一番である。突き押しの大栄翔か技能の豊昇龍か。
前者だった。大栄翔は激しく突き立て豊昇龍に何もさ
せずに正面土俵に最後押し出した。大栄翔の完勝であ
った。

<大栄翔、豊昇龍に完勝>

大栄翔の大関昇進はあるのか。10勝-12勝ときたら
ノルマは11勝となる。優勝なら文句なしである。仮
に今場所なくとも来場所につながる成績を残すこと
である。

全勝の関脇、急成長の若元春が曲者阿炎と対戦した。
阿炎は霧馬山・大栄翔を倒している。勝負は、阿炎
が張って一瞬の肩すかしで決まった。阿炎は予想外
の相撲が功を奏した。若元春は1敗となった。

<阿炎、全勝若元春から勝利>

下位では朝乃山が快調である。全勝で今日は1敗の
水戸龍と対戦した。相撲は右四つ、盤石の態勢で朝
乃山が寄り切った。相撲に対する厳しさが違った。

朝乃山がこのまま勝ち進めば上位との対戦が予想さ
れる。そのとき朝乃山はどんな相撲をみせるか。朝
乃山の真価が問われることになる。照ノ富士とは右
の相四つだが、四つ身は照ノ富士のほうがいい。か
いなを返して、朝乃山に上手を与えない相撲で勝っ
ている。

<朝乃山、水戸龍を倒し全勝>

今日も新しい相撲仲間と観戦した。興味深い相撲の
話が聞けた。相撲がますます面白く感じた1日でし
た。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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