大相撲

2023年五月場所気になるやつら

五月場所特に注目されているわけではないが、気に
なる力士がいる。場合によっては思わぬ活躍をする
可能性を秘めている。そんな4力士をピックアップ
してみた。

■豊昇龍
来たる五月場所で8場所連続関脇・小結在位である。
これだけ定着しているのだから、実力者には違いな
い。それでいて大関の声はかからない。2ケタ勝利
は2場所で、決め手に欠けているとしかいいようが
ない。小結・関脇で三賞は1回しかない。これでは
物足りない。

<豊昇龍>

今のような混迷の時代なら優勝争いをしてもおかし
くない。それでいてどこか決められない物足りなさ
を感じる。豊昇龍にたちふさがるのは次の力士であ
る。
照ノ富士0勝6敗
貴景勝 2勝7敗
高安  1勝7敗(不戦敗含む)
若隆景 3勝6敗
翠富士 2勝5敗
霧馬山・宇良とは五分である。彼らとの対戦で勝利
することが不可欠である。

■大栄翔
10勝-12勝ときた大栄翔だが、大関の声は霧馬山に
隠れているせいかそれほど大きくはない。理由の1
つが一月場所で前頭筆頭だったことである。対戦相
手は小結・関脇と変わらないし、過去には昇進例が
豊山、魁傑2度目の大関昇進のときなどである。だ
から大栄翔にチャンスがないわけではない。

<照ノ富士キラーの大栄翔>

大栄翔は来たる五月場所で25場所連続上位である。
ここまで197勝160敗1コロナ不戦敗2コロナ部屋ご
と休場である。優勝1回、殊勲賞5回、技能賞2回
の実績がある。大栄翔は29歳である。これが最初で
最後のチャンスになるかもしれない。

■琴ノ若
琴ノ若は昨年七月場所成長をみせたが、その場所は
コロナ部屋ごと休場に襲われた。それ以降目立った
活躍はない。最近は物足りない琴ノ若が目立ってき
た。なにか脱皮できないままの琴ノ若がいる。この
ままうもれるのはあまりに惜しい人材である。

■阿炎
出場停止後の幕内復帰で9場所経過した。下位で優
勝争いをし、中位で優勝も達成した。それでいて関
脇で負け越したり、全休したりして決定打に至らな
い。阿炎の突き押しは威力があり、幕内復帰後大関
貴景勝には5勝1敗である。同じく横綱照ノ富士に
は2勝2敗である。阿炎の潜在能力は大変なものが
ある。阿炎がフルに力を発揮できれば相撲は一段と
面白くなる。

<阿炎優勝>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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