大相撲

高安優勝はあるのか

きたる五月場所、高安は幕内上位に戻ってくる。三
月場所は途中まで全勝だったが、優勝争いには加わ
れなかった。これまで優勝争いをしてもことごとく
逃してきた。だから、いまだに高安優勝待望は絶え
ない。

<高安>

優勝できない最大の要因は何か。それは勝負弱いこ
とがある。つまり、ここ一番に勝てなかったことで
ある。

昨年の十一月場所は2敗単独トップで千秋楽を迎え
た。ところが3敗阿炎に敗れ、並ばれてしまった。
それだけではない。優勝決定巴戦では再び阿炎に敗
れ、チャンスを生かせなかった。

<2022年11月優勝決定巴戦で阿炎に敗れる>

勝負弱かった大関に大麒麟がいた。素質・素材は申
し分なかった。横綱柏戸には強かった。だが、ここ
一番に勝てなく、ついに優勝はなかった。

高安と大麒麟にもう一つ共通点がある。それは最高
成績が12勝であることだ。12勝では必ずしも優勝で
きる保証はない。逆にいうと高安は13勝以上の成績
を残せば優勝できることになる。

<大麒麟>

高安はこれまで12勝が7度ある。それでいて13勝は
1度もない。13勝は壁となっている。だが、突破で
きない壁ではない。

幸い今は混迷の時代である。絶対強者がいないので
ある。高安は最後のチャンスと思って優勝を目指し
ていただきたい。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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