三月場所の番付が発表された。2横綱1大関
と寂しい番付となった。2横綱は休場が多く、
皆勤できるかどうかの不安がつきまとう。
一人大関は昭和57年一月場所の琴風以来で
ある。鶴竜の地位が横綱大関と書かれていた
が、意味がないことは以前書いた。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/番付-1024x655.jpg)
関脇は東2枚目11勝の北勝富士か西4枚目
13勝の正代か。結果は正代であった。北勝
富士は東小結となった。上げ幅は北勝富士
2枚、正代5枚となった。筆者なら逆にする。
正代は遠藤戦がなかった。この点が北勝富士
と大いに異なる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/200120九日目南門-1379.jpg)
優勝徳勝龍は西2枚目まで上げてきた。これ
は、いささか優遇しすぎである。せいぜい
4枚目。5枚目と予想した方さえいる。優勝
力士といっても貴景勝と正代以外の13日間は
8枚目以下の力士との対戦である。いわば
強豪を倒して強者の証明をしたわけではない。
優遇する理由は見当たらない。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/200120九日目南門-415.jpg)
人気の炎鵬は東4枚目に位置し、2度目の
上位戦になる。先場所は大関戦1勝1敗、
関脇・小結戦3勝1敗、前頭上位1勝2敗で
あった。栃煌山が東16枚目9勝で西10枚目
まで上げた。東11枚目7勝の千代大龍は現状
維持となった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2020/02/200120九日目南門-1413-e1582528873455.jpg)
豪栄道の引退によって、琴ノ若が新入幕と
なった。西3枚目全休の琴勇輝を残す考え方
もあったが、十一月場所西3枚目3敗12休の
友風を十両まで落とした前例にならったもの
と思える。東5枚目明生の1勝7敗7休で
幕内残留はラッキーであった。
十両では西8枚目9勝の琴勝峰が東5枚目に
上げた。豊昇龍は東13枚目の十両尻8勝で
一気に西9枚目まで上げた。勝ち点1で4枚
半上がる幸運ぶりである。幕下で負け越した
納谷は西8枚目となった。東8枚目には狼雅
が位置し、番付を上げてきた。序ノ口から
7場所連続勝ち越しでここまできた。宇良は
三段目30枚目に戻してきた。
コロナウイルスで自粛ムードのなか、三月
場所が行われる。プロが観客なしでは生活に
支障が出る。プロ野球とて同様であろう。
体調のすぐれない方の自粛や熱をはかって
入場ということがあり得ることは謳っている。
そういう意味で異例の本場所開催になりそう
である。
本のデパートに行ってきました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
イラストとマークの2カ所をクリックして支援してください。