大相撲

琴ノ若の出世街道

2020年2月25日

豪栄道の引退によって、琴ノ若が新入幕を
果した。ご存じ、佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)の
息子、横綱琴櫻の孫である。環境もあって
少年時代から相撲を取っていた。少年琴ノ若
の相撲を筆者は見たことがある。相撲の名門
校である埼玉栄に中学から入り、そのまま
高校に進学している。現在幕内の埼玉栄高校
出身力士は、貴景勝、北勝藤、大栄翔、妙義
龍、剣翔がいる。

入門は当然佐渡ヶ嶽部屋になった。琴鎌谷の
四股名でスタートした。序ノ口で優勝し幸先
いいスタートを切った。序ノ口から5場所目
には幕下入りした。しかし、幕下2場所目
から連続負け越しで三段目に1度落ちている。

<序ノ口優勝>

幕下は体も技術もある程度できてくる。その
後3度の負け越しと10度の勝ち越しで十両
入りを達成した。序ノ口から21場所かかった。
成績は90勝57敗○33である。3年半だから
早いほうであった。ちなみに父琴ノ若は6年
かかっている。祖父琴櫻は20場所で1場所
早かった。

<幕下時代(右)対戦相手は豊昇龍>

十両から琴ノ若の四股名となった。十両は
順調に経過した。4場所すべて勝ち越した。
それでも新十両の場所は危なかった。5勝
7敗から3連勝しての勝ち越しであった。
十両の成績は35勝25敗であった。父琴ノ若は
2場所で、祖父琴櫻は4場所で入幕を決めて
いる。琴櫻は2回十両優勝をしている。なお、
父琴ノ若は新入幕から18場所目に小結に 
祖父琴櫻は同様に6場所目に小結になって
いる。琴ノ若の出生街道の今後が注目される。

<新十両>

琴ノ若は体重173キロ、右四つ寄り、押しを
得意とする。現在23歳でまだまだ成長の可能
性を秘めている。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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