大相撲

■夏10日目 栃ノ心のこれから

2018年5月22日

栃ノ心は千代大龍に馬力負けしないどころか、
圧倒して寄せつけなかった。栃ノ心はここ
まで10勝と予想をはるかに上回る長足の進歩
をみせている。得意は右四つで左上手を取る
と力強い。200キロ超えの逸ノ城さえ問題に
しない。そしてときには突き押しで対抗する
相撲が取れるようになっている。危なかった
相撲は後退した豊山戦だけであった。

さて栃ノ心の大関の可能性はでてきたのか。
人によっては11勝、文句なしなら12勝という
方がいる。しかし、数字を場所中に示すのは
賢明ではない。数字ではかれるなら審議する
必要はなくなる。

平成5年一月場所、貴花田(今の貴乃花親方)
が大関を目指す場所で負けたとき、鏡山(元
柏戸)審判部長が「この1敗は2敗にも3敗
にも相当する」と発言した。まるで大関昇進
はなくなったかのように聞こえんばかりで
あった。しかし実際貴花田は11勝4敗で大関
に昇進した。

大関昇進を審議するのもいいが、大関降格
規定を変更したほうが強い大関が生き残るの
ではないだろうか。例えば3場所連続1ケタ
勝利で大関から降格あるいは3場所通算30勝
未満なら降格するというように。今の大関
降格規定は関脇以下より甘い。

さて栃ノ心の明日の対戦相手琴奨菊は決定
している。今の栃ノ心なら地力は逆転して
いる。予想される平幕の対戦相手は正代、
もう一人は勢あたりか。今の栃ノ心なら
平幕には勝ち続ける可能性が高い。
もう一つの目標は2度目の優勝である。
優位を保つためにも1差を維持して白鵬、
鶴竜との決戦に臨みたいところである。

今場所の栃ノ心の写真をピックアップ中。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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