大相撲

■夏11日目 3強一歩も譲らず決戦へ

2018年5月23日

栃ノ心の対戦相手は琴奨菊である。対戦成績
は7勝24敗だが、これは過去の数字である。
地力はすでに逆転している、と以前書いた。
土俵はその通りの展開となった。琴奨菊当た
って上手を与えなかったが、出足がとまった。
栃ノ心上手を取るやあざやかな上手投げで
琴奨菊をころがした。
180523十一日目幕内 1187
<栃ノ心、琴奨菊を寄せつけず>

栃ノ心は11連勝。大関昇進直前3場所で2回
優勝した例はない。栃ノ心は史上初の快挙に
向かい破竹の快進撃が続く。

白鵬の立ち合いは鋭くなってきた。場所が
始まった頃はなにか手探り状態であったが、
踏み込み、当たり、左上手を取る速さと徐々
に調子をあげてきた。こうなると正代はなす
すべがなかった。
180523十一日目幕内 1264
<正代を圧倒した白鵬>

初の連続休場あけの優勝を目指して白鵬の
すごさが一段と伝わってくる。

鶴竜の対戦相手はパワー相撲の御嶽海である。
鶴竜、立ち合いから果敢に前に攻め立てるも、
御嶽海まわり込んで逆襲。鶴竜対抗するも
押され気味。とっさの動きで西土俵際翻弄
して1敗を守った。
180523十一日目幕内 1407
<御嶽海を退け1敗を死守した鶴竜>

鶴竜は初の連続優勝という目標がある。今場
所が絶好のチャンスであることは、間違い
ない。

予想では13日目に白鵬対栃ノ心かと思って
いたが、明日12日目に実現することになった。
栃ノ心は白鵬に25連敗中である。ただ、栃ノ
心が急速に力をつけたのは今年であり、今場
所は予想を超える力を発揮している。白鵬
有利の予想は当然としても、栃ノ心が先手を
取って攻めれば勝機が出てくる。1敗白鵬か
全勝栃ノ心か。激突の瞬間はまもなくやって
くる。

今日の雨はさほどの量でなく助かりました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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