大相撲

■春13日目 白鵬対照ノ富士、決戦を斬る

2015年3月24日

照ノ富士は予想を超える長足の進歩である。この日まで
日ごとに安定感を増してきた白鵬に対し、突き合い、押し
合いから照ノ富士右四つになるや白鵬に上手を与えない
絶好の体勢になった。白鵬の相撲の利点は反応が早く、
いつまでも不利な体勢でいない点である。照ノ富士は
間を与えず、攻め続け寄り切った。
150320十三日目幕内 978
場所前「三月場所注目の取組」で照ノ富士対白鵬でこう
書いた。新しい力照ノ富士は一月場所白鵬に善戦したが、
及ばなかった。遠藤が上位で勝てず、大砂嵐が相撲を悪く
して、上位に浮上できない今、期待は照ノ富士にかかって
いる。白鵬の壁を超えられるか。勝機は離れて取るか
相手に上手を与えない体勢をつくればチャンスである。
白鵬戦に勝利すれば照ノ富士は一挙に飛躍する。

まさにそれに近い取り口だった。この結果、優勝はこの日
決まらなかった。しらけ場所は一転して興味をつないだ。
照ノ富士は他の横綱・大関を超えて優勝戦線に浮上した。
150320十三日目幕内 1029
【大阪情報】
知った顔、なじみの顔が関東から地方から前日、今日と続々
大阪府立体育館に集結してきた。明日14日目、あさって
千秋楽に来る者もいる。みんな相撲好きで、詳しい方
ばかりである。筆者の相撲人脈はかつての相撲サークル
仲間、大阪で知り合った方、その知り合いの知り合い、
地方から来て国技館の桝席でいっしょに観戦することに
なった方など。他に各会場で見かける顔が何人かいる。
彼らは相撲人気がなかったときから観戦し続けている。

 

当サイトはブログランキングに参加しています、どうか応援をお願いいたします!

【ブログランキング】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック


【日本ブログ村】で、土俵の目撃者を応援して頂けるかたは↓をクリック
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
にほんブログ村
  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

-大相撲
-

Copyright© 土俵の目撃者(毎日更新) , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.