大相撲

看板に偽りあり

2015年2月10日

一月場所は観客数が1日平均1万440人と大盛況だった。
その反面、優勝争いは白鵬と2差がついた11日目に事実上
終わっていた。白鵬独走の元凶は当然鶴竜、日馬富士、
稀勢の里、琴奨菊、豪栄道にある。日馬富士・鶴竜は
不振が続きすぎるし、稀勢の里は今以上強くなることは
ない。1ケタ勝利の琴奨菊・豪栄道は論外である。優勝
争いに関しては完全に品不足である。せめて休場がなかっ
たのはわずかな救いである。
150121十一日目幕内 1013
<11日目日馬富士、碧山に敗れ2敗目>
 
人気の遠藤、逸ノ城はともに負け越した。遠藤は上位戦
4場所目だが、もう上位に通じないことが完全にわかった
のが一月場所だった。大関候補は過去のものになりつつ
ある。四股名は本名でいくようだがそんなことしか話題が
ないのが寂しい。逸ノ城はもろさが出た。そのまま三役に
定着して大関を狙うのは簡単ではない。逸ノ城は攻め手に
欠ける。これでは横綱に勝てない。人気の看板も実力不足
が現状である。
150119九日目幕内 1328
<9日目白鵬に一方的に負けた逸ノ城>
 
どうも上位は過保護の相撲取りみたいにひ弱い。期待に
応えられる者だけが英雄になれるとしたら、英雄失格者
だらけである。15日間満員御礼で人気だけが急上昇だが、
看板に偽りありではいかんともしがたい。

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denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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