大相撲

2014年はどうなる 下がっている横綱昇進条件

2014年1月4日

新横綱は誕生するか。一月場所で横綱昇進か、と
騒がれているのは大関稀勢の里である。稀勢の里は
勝負に対して常にガチンコであり、変に空気を
読むことがない好きな力士の一人である。稀勢の里の
取組は緊張感に満ちている。

その稀勢の里が横綱と騒がれるのは北の湖理事長が
初場所13勝以上の優勝なら横綱と発言し、横綱審議
委員会も同じ見解だったからである。旭富士以降の
8人の横綱はすべて連続優勝で横綱に昇進している。
それに比べてまだ優勝もしていない稀勢の里の横綱
昇進基準のハードルが下がっているのが気になる。

横綱は品格力量抜群という規定がまず最初にある。
とかく忘れがちであるが重要な一文である。品格は
はかりようがないが力量は判断できる。15戦連続
全勝優勝で横綱になった日馬富士が横綱昇進後
あれだけ苦戦しているのである。

日馬富士 横綱在位7場所 皆勤7場所
優勝争い2回(優勝争い率2割8分6厘) 優勝2回
78勝27敗 勝率7割4分3厘 1場所11.145勝
備考 2013年十一月場所まで
横綱として合格点とは言いがたい。

稀勢の里は今は常に12勝以上あげることができる
安定した力をつけることが先決である。

<写真は2013年十一月場所の稀勢の里対日馬富士戦>
131122十三日目幕内 958稀勢の里対日

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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