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2022年九月場所直前考

七月場所は多くの部屋ごと休場を出した。不戦勝不戦
敗を大量に出し、取数数は激減した。これに優勝戦線
の力士がいたなら場所の壊滅的打撃は計り知れなかっ
た。個人的には濃厚接触者が陰性ならば出場させ、
感染者を隔離させてはと思っていた。それが九月場所
から規定が変わり、緩和されることになった。

<休場続出の七月場所>

コロナ感染者は1週間の静養期間後再出場ができる
ようになる。感染判明は前半に限定されることにな
る。また、濃厚接触者は翌日、翌々日陰性ならば出場
が可能である。なお、阿炎は初日から休場である。
8月下旬にコロナ感染したが、理由は足首・両肘の
負傷によるものだと伝えている。そのため取組を割り
返している。

<3小結の一角阿炎休場>

場所前から優勝候補をあげるのが、難しくなった。
むしろ、誰が優勝するかより、今年の優勝者の顔ぶれ
が5人とも別になるか否かが見所になる。それと3
場所連続12勝優勝が続いているが、これに終止符が
うたれるのか。今年、13勝以上の優勝及び13勝以上の
成績は一月場所の御嶽海一人しかいない、という寂し
さである。

<御嶽海>

御嶽海はカド番のやり直しになるが、大関のカド番が
話題になることは過去も現在もない。8勝で大関が
守れるのだから白けるだけである。ただ、カド番で
優勝した大関がいる。貴乃花は親子で達成している。
豪栄道は全勝優勝だった。
貴ノ花
小錦
貴ノ花 子
魁皇
千代大海
栃東
琴欧洲
豪栄道

元白鵬がスポーツ報知の評論家になった。そこで若手
の琴ノ若、豊昇龍に勢いを感じているという。その点
は筆者も変わらないが、気になる点がある。ホープに
異名がないのである。かつて貴乃花は角界のプリン
ス、輪島は蔵前の星と呼ばれた。北の湖は怪童、千代
の富士はウルフであった。

<技能派翠富士>

成績以上に番付をあげた力士がいる。翠富士・平戸海
は10勝5敗で10枚、7.5枚とアップした。翠富士は初の
上位戦、平戸海は新入幕である。こういうケースは
家賃が高いといって、なかなか勝てないのが普通で
ある。しかし、上がったら上がったなりの相撲を取る
力士もいる。上位はかなり難しいが、新入幕は一山本
のように勝ち越す可能性はある。

初日から15日間国技館で、生でこの目で見た大相撲
レポートをお届けします。ご支援何卒宜しくお願い
いたします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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