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■22秋初日 立ち合いから攻め切れない貴は勝てない

初日、観客が戻ってきた。見た目だが、85%以上の
入りのように映った。今場所から正面2カ所に設置
された特別席が登場し、人の姿が目に入った。ボッ
クス席2つとマス席7つを合体させた超特別席の出現
である。事情通の話では年間45日で2000万円だという
から大変な額である。

初日最も注目した取組は大関貴景勝対小結逸ノ城戦で
ある。先場所の次点同点力士と優勝力士の対戦であ
る。先場所貴景勝は負けているが、勝っていたら優勝
は貴景勝になっていた。勝負にたらればはない。逸ノ
城は勝つべくして勝った。それは今場所も変わらな
かった。

<逸ノ城、貴景勝を圧倒>

貴景勝の法則:立ち合いから攻め切れないと勝てな
い。攻め手がなくなる。逆に攻めたのは逸ノ城であ
る。どんどん踏み込んで前へ攻め、押し出した。逸ノ
城は貴景勝に3連勝中である。貴景勝は逸ノ城を押し
込めなくなってきている。

照ノ富士は霧馬山に食い下がられて苦戦した。揺さ
ぶられても照ノ富士は負けない。じわじわと体勢を
立て直して最後は勝利した。四つ相撲では善戦しても
なかかなか勝てない。照ノ富士を倒すのは突き押し
相撲で後退させることである。照ノ富士も相手十分を
許すと15日間のスタミナに影響する。自分の右四つの
相撲を取り切ることも大切である。

<照ノ富士、霧馬山に耐えて勝つ>

正代は先場所10勝したことが自信になったのか。強さ
を発揮して翔猿を寄せ付けなかった。攻めの正代の
相撲がみられた。ここのところ序盤の成績が思わしく
なかった正代。まだ初日だが、優勝を争う正代をみて
みたい。そして先場所なかった優勝を争う者同士の
終盤の対戦も同様である。

<強い正代、翔猿に快勝>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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