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2022年一月場所の番付を読み解く

2022年一月場所の番付が発表された。通常は
初日の13日前の月曜だが、12月は年の瀬と
いう事情があり、24日(金)となった。先
場所は41人という定員不足だったが、今回は
さすがに解消された。

先場所前頭西2枚目11勝4敗で敢闘賞を受賞
した隆の勝が関脇に返り咲いた。小結候補は
大栄翔、若隆景、明生と3人いたが、明生と
大栄翔になった。ただ西関脇で7勝8敗の
明生より東筆頭で8勝7敗の大栄翔が上かと
思ったが、明生が東小結、大栄翔が西小結と
意外な結果となった。若隆景は東筆頭止まり
だった。

<明生>

1横綱2大関と戦って8勝した西4枚目遠藤
が、三役戦が一番もない東7枚目10勝の宇良
の風下に立った。機械的に作成するなら編成
の余地は必要なくなる。西小結で6勝9敗の
霧馬山を西筆頭にする配慮がみられながら、
この点はいただけない。横綱・大関と対戦
する範囲は、上位に休場がなければ東5枚目
阿武咲までである。先場所活躍した阿炎は
対戦圏外となった。

<遠藤>

適格者がいなかったせいか、7勝8敗の翔猿
が現状維持の西8枚目のままとなった。西11
枚目7勝8敗の照強、東12枚目7勝8敗石浦
も同様に現状維持となった。千代の国、天空
海、佐田の海は9勝6敗で5枚半あがった。
反対に妙義龍は2勝13敗ながら、6枚半の
下降ですんだ。番付はどうしても運、不運が
つきまとう。

久々に新入幕力士が誕生した。大波3兄弟の
次男若元春と大鵬の孫、貴闘力の息子王鵬で
ある。納谷兄弟の3男である。新入幕力士が
いるとフレッシュ感がある。

<王鵬>

十両では武将山が西筆頭まで番付をあげた。
幕内を狙える地位である。出場停止中の朝乃
山は東4枚目に位置した。出場停止は続く。
新十両は紫雷、北の若、琴裕将の3力士で
ある。紫雷の休場は決定している。北の若は
楽しみな逸材である。

<北の若>

幕下は西筆頭に2021年版幕下のホープでとり
あげた熱海富士があがってきた。期待は大き
い。先場所幕下で優勝した竜電は東5枚目に
位置した。10枚目以内に2021年版幕下のホー
プに登場した出羽ノ龍、狼雅、峰刃、菅野、
塚原がいる。幕下での星のつぶし合いで熱い
戦いが展開されそうである。

初日は1月9日である。

昼食は吉野家です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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