大相撲

違法賭博疑惑と井筒株の行方

年の瀬になって大きなとんでもないニュース
が飛び込んできた。英乃海と芝改め紫雷が
違法賭博に関与しているという疑惑である。
暴力団がらみなのか否か。詳細は調査中と
いうことで伝えられていない。ただ、一月
場所の両力士の休場は避けられず、決定的な
様子である。

<スポーツ報知の記事>

賭博というと思い起こすのが、2010年五月
場所中、週刊誌が報じた野球賭博事件である。
「大関琴光喜」が「口止め料1億円」と脅さ
れたと見出しに出た。当然のことながら野球
賭博には暴力団が関わっていた。その結果、
野球賭博事件では多くの力士が1場所休場に
なった。悪質とみられた琴光喜と元貴闘力の
大嶽親方が解雇になった。

<2010年スポーツ報知の記事>

五月場所後に明るみに出たのが、暴力団へ
流した溜席チケット問題だった。まず、清見
潟親方(元大竜川)と木瀬親方(元肥後ノ海)
が関与したとして処分がくだった。木親親方
は前代未聞の部屋の閉鎖に追い込まれた(後
に復活して現在に至る)。今回名前がでた
英乃海と紫雷がともに木瀬部屋というのは
なんとも皮肉である。

志摩ノ海が元逆鉾の長女と婚約した。長女は
元宝塚歌劇団である。これはとてもおめで
たいことである。しかし、気になる面がある。
婚約によって井筒の年寄株はどうなるのか、
ということである。かつて、北の湖部屋の
元金親が廣川の娘と結婚し、宮城野を名のっ
たことがあった。すると前宮城野(元竹葉山)
と弟子の白鵬らを傘下におさめたのであった。
にわか師匠が部屋を支配したのであった。

<スポーツ報知の記事>

いびつなカタチとなった元金親のケースは
ともかく、師匠の娘と一緒になり、部屋を
継いだケースはある。羽黒山、安念山=2代
目羽黒山、佐田の山、琴ノ若などである。
離婚したケースが2代目若乃花、旭豊などで
ある。籍をいれたかどうかあいまいなケース
が金剛である。

井筒の株は逆鉾の遺族がもっているという。
志摩ノ海は32歳になる。それだけに井筒の
株の行方が気になる。

みかんを箱買いしました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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