13勝2敗優勝
3勝2敗10休
11勝4敗
7勝8敗
9勝6敗
8勝7敗
これがここ1年の正代の成績である。51勝
29敗10休である。優勝は関脇時代で大関は
5場所経過した。そのうち2場所が負け越し。
クンロク、ハチナナが2場所である。九月
場所は白鵬が所属する宮城野部屋で新型コロ
ナ感染者が出たため、濃厚接触者として休場
となる。本来そんな状態なら大関が優勝を
争うべき立場だが、期待しにくい正代の状態
である。
正代は大関になって弱くなったのか。ある
程度イエスといわざるをえない。大関は2場
所連続負け越した場合関脇に降格する。この
規定に甘えるタイプがいる。正代の真意は
本人しかわからないが、数字は大関降格規定
に甘んじている結果となっている。こうして
みると正代に大きな期待はやはりもちにくい。
12勝3敗
13勝2敗優勝
2勝8敗5休
10勝5敗
12勝3敗
1勝2敗12休
これが貴景勝の直近1年の成績である。50勝
23敗17休である。勝利数は正代と差がないが、
12勝以上が3場所あり、そのうち1回優勝
している。貴景勝のほうが優勝争いできる
可能性が高い。といってもそれが九月場所
になるかどうかはやってみなくてはわから
ない。これまで照ノ富士とは2度優勝を争っ
てきた。今度は立場が異なり、照ノ富士が
横綱で上になる。
横綱の次の地位は大関であるが、それは番付
上のことである。最高位横綱と最高位大関の
優勝回数は大差がある。貴景勝はムラが多い
とよくいわれる。確かにそのとおりだが、
貴景勝が優勝をあらそわなければ九月場所の
興味はかなり薄れてしまう。カド番優勝は
これまで8回ある。貴景勝は新たな1ページ
を書き加えるつもりで挑んでいただきたい。
大関は照ノ富士が横綱に昇進したことで弱体
化した。九月場所、結果を残せないようでは
その存在価値をさらに問われることになる。
大関の負けぬ日はなし大相撲といわれない
よう奮起を求めたい。
緊急事態宣言は何ヶ月も続くのでは。
興味深いテーマをこれからもお届けします。