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来年はどうなる!暴行はなくせるか

今年は3つの暴行が明るみにでた。3月、
十両貴公俊による支度部屋での付け人への
暴行。三段目Hによる弟弟子への暴行。両
力士ともその場所の途中と翌場所出場停止に
なった。そして12月巡業中のホテルで貴ノ岩
による付け人への暴行である。責任を痛感
して貴ノ岩は引退した。
6スポニチB
<スポーツニッポンの記事>

相撲協会は10月に暴力追放宣言をした。しか
し舌の根も乾かぬうちに発生した暴行事件に
対して、2月予定の研修会を前倒しにし、
12月19日に開いた。ここで暴行に対する罰則
が発表された。詳細はここでは割愛する。
暴行を生む構図はだいたい次のようなもので
ある。
関取→付け人
兄弟子→弟弟子
先輩→後輩(部屋の枠をこえて)
親方→弟子、マネージャー
ほかに行司による家庭内暴力があった。下の
力士が女性問題を「合意の上」と主張して
土俵にあがり続けたこともあった。
おたまで殴る、稽古で何回も何回も執拗に
ぶつからせるなど過去にしつけ、教育という
名のもとに暴力があった。教育がいかに苦し
くても、もちいる手段に限界ガあるのはいう
までもない。
暴行以外にもいじめ、パワハラがあるが、
研修会ではそこまで踏み込んではいない。
親方が弟子の知らないうちに勝手に引退届け
を出して、それがまかり通る仕組みなら、
弟子の人権はあまりにも軽すぎる。弟子が
親方を訴えるケースは近年珍しくなくなって
きている。
20日刊スポーツA
<日刊スポーツの記事>

こうした一連の問題を来年は皆無にできるの
か。大相撲はよくも悪くも伝統の世界である。
暴行は脈々と伝わり、浸透していった体質が
ある。現代はそれが容認されない時代である。
ある大学の陸上部は先輩後輩の垣根はない。
いかに早く走るトレーニングを自分で考え、
部員と話し合う。しごきや根性論はそこには
微塵もない。それでいて最大級の実績をあげ
ている。大相撲は参考にすべきモデルから
学ぶ時代にきている。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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