■4位 稀勢の里念願の初優勝
ずっとずっと応援してきて、稀勢の里はいつ
も肝心なところで駄目だった。やっと優勝。
とI氏はふり返る。稀勢の里の優勝は待望
されながらも、遠かった。稀勢の里は初優勝
以前13勝2敗を5度あげているが、いずれも
優勝にはつながらなかった。大関琴奨菊・
豪栄道が優勝しながら、大関最大の実力者
稀勢の里に優勝がないのが、納得いかなかっ
た。
稀勢の里の初優勝は、一月場所に実現した。
実は14日目白鵬が貴ノ岩に負けたことによっ
て決定した。がちんこ貴ノ岩の初金星だった。
同時に殊勲賞を受賞している。千秋楽、稀勢
の里は第一人者の白鵬との一番を迎えた。
相撲は白鵬の速攻かと思われたが、稀勢の里
はいつもの稀勢の里ではなかった。粘って
逆転勝ちして有終の美を飾った。最高成績
14勝1敗で初優勝したことで、稀勢の里は
一皮むけた。
KW氏が1位に、M氏が2位に、T氏が4位
に、I氏が5位にあげている。
■3位 日馬富士暴行事件
十一月場所3日目、10月26日の鳥取巡業前に
おきた日馬富士による貴ノ岩への暴行事件が
発覚。場所そっちのけで大騒ぎになった。
最初は事実がはっきりせず、憶測・推測が
流れて、つかみどころがなかった。事実関係
が判明したのは12月20日のことである。いま
だに教育、指導、躾と称しての暴力が相撲界
に根付いていたことになる。稽古のかわいが
りも絶無とはいえない。
事件は加害者日馬富士、被害者貴ノ岩という
図式だけで収まらなかった。同席していた
白鵬、鶴竜らはなぜすぐに止めなかったのか。
貴乃花親方の協会への非協力ぶり、それに
ともなう貴乃花親方と協会の軋轢。貴ノ岩の
消息不明、貴乃花親方と白鵬の確執と留まる
ところを知らなかった。
広がりをみせたことによる相撲界へのイメー
ジダウン、暴力に対する入門者及び両親への
心理的影響。マイナスな印象はすぐには払拭
できそうもない。
M氏・T氏・A氏・I氏が1位に、KW氏が
3位にあげている。
相撲の拡大写真を頼みました。
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よしなに
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