大相撲

十一月場所の番付雑感

2016年10月31日

納めの十一月場所の番付が発表された。横綱・
大関の顔ぶれは変わらない。横綱・大関は
地位にふさわしい力を発揮できるか。そこが
問われている。本来なら横綱を狙える若い力、
時代を担う白鵬の後継者がほしいところで
ある。新しい力とベテラン強豪がぶつかれば
土俵は活気づくが、当分遠そうである。
160131白鵬杯 160
<休場あけの白鵬>

高安は関脇を維持し、隠岐の海は関脇に復帰
した。今年に入って横綱・大関全員と対戦して
勝ち越した関脇以下の力士は、一月場所
嘉風・宝富士、三月場所琴勇輝・隠岐の海、
五月場所魁聖、七月場所高安・隠岐の海・宝
富士、九月場所高安・隠岐の海である。関脇
の隠岐の海は3度名を連ねている。関脇以下
ではトップクラスの実力者である。高安は上昇
傾向である。関脇の強い場所は面白いという。
実力者関脇だけに期待は高まる。
160925千秋楽幕内・表彰 1052
<前から隠岐の海、高安、遠藤>
 
御嶽海が新小結にあがった。ここで勝ち越せ
るか否かで御嶽海の今後が見通せる。人気の
遠藤が横綱・大関全員と対戦する地位に戻っ
て来た。遠藤は上位での勝ち越しが1度も
ないし、三役もない。ここで変身遠藤を見せ
たいところだ。

幕内から十両に落ちる候補として逸ノ城、
千代鳳、豊響、臥牙丸、天風、徳勝龍、大栄
翔、誉富士と8人いた。一方十両から幕内に
入れるのは、大輝改め北勝富士一人である。
非常にアンバランスである。結局天風、徳勝
龍、大栄翔、誉富士が十両に落ち、北勝
富士、英乃海、千代大龍、石浦が幕に入っ
た。

番付

千代大龍は十両西4枚目で8勝7敗、石浦は
東5枚目で9勝6敗と本来なら上がれる成績
ではない。大幅アップせざるを得なかった
わけだが、三月場所の明瀬山の例でもわかる
ように実力が伴わないと意味がない。幕内
定員、十両定員ではなく、幕内・十両をいっ
しょにした定員制を規定すれば、無理な入幕
はなくなる。
160911初日幕下以下 457
<十両5枚目宇良>
 
入門後初めて負け越した宇良は、十両東5枚
目に後退した。同期の北勝富士に入幕を先ん
じられただけに、奮起したいところだ。新十両
の小柳との新しき対決は見ものである。

元春日山部屋のトップは、幕下13枚目の水口、
続いて17枚目の萬華城である。春日山部屋
消滅で引退届けを出した12人のなかに、復帰
したい者がいるという。引退届けは受理されて
いないだけに、今後の成りゆきが注目される。

10月は無休で毎日調査し、データを制作し、
書いてきました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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