三月場所、琴ノ若が大関に昇進することで久々に4
大関になる。1年前は貴景勝の一人大関だったのだ
から様変わりである。4大関は令和3年七月場所以
来である。白鵬が最後の優勝を全勝で飾った場所で
ある。
そのときの大関は照ノ富士、貴景勝、正代、朝乃山
であった。貴景勝は途中休場している。場所後照ノ
富士は横綱に昇進した。朝乃山は出場停止の場所で
翌場所関脇に降格している。
さて三月場所4大関は優勝を争えるのか。一月場所
は12日目まで霧島、豊昇龍、琴ノ若が優勝圏内だっ
た。これはに横綱照ノ富士が加わった。貴景勝は首
のケガで大きく期待しにくい。ほかの3大関に期待
がいく。
新大関で12勝以上あげたのは15日制では以下である。
千代の山13勝2敗優勝
若ノ花 13勝2敗
若羽黒 13勝2敗優勝
柏戸 12勝3敗
佐田の山13勝2敗
清國 12勝3敗優勝
北勝海 12勝3敗
貴ノ浪 12勝3敗
栃東 13勝2敗優勝
白鵬 14勝1敗優勝
朝乃山 12勝3敗
新大関で優勝を争うのは容易ではないことがわかる。
ただ、新大関で不成績だと琴ノ若があげた13勝2敗
優勝同点は生かされないことになる。霧島は13勝優
勝-11勝-で優勝したらチャンスである。豊昇龍は
忘れられた存在になりつつある。それを回復するに
は優勝しかない。
4大関のうち3大関で優勝争いができれば見ごたえ
のある場所になる。関脇の強い場所は面白いという。
しかし、大関の強い場所はもっと面白いのである。