大相撲

新横綱の通信簿

2014年4月13日

鶴竜は新横綱となる五月場所でどんな相撲を取るか。
新横綱というとどうしても行事や激励会が多くなり、
土俵に集中しにくい状態になりがちである。

これまで新横綱はどんな成績をあげてきたのか。千代の
山以降日馬富士まで30人を検証してみよう。30人の成績は
305勝110敗35休、休場を除くと勝率7割3分5厘 11勝
4敗平均である。一番多い成績は11勝4敗と10勝5敗で
7人ずつである。途中休場2人、全休が1人いる。

優勝は大鵬、隆の里、貴乃花の3人だけである。大鵬、
貴乃花は3連覇、隆の里は全勝優勝で2連覇を達成して
いる。優勝確率はわずか1割と新横綱の優勝は容易では
ないことがわかる。横綱合格点となる12勝以上は10人と
3人に1人で、けっこう狭き門になっている。

鶴竜はどうか。予想される対戦相手から分析してみよう。
以下が対戦相手別成績である。
横綱 白鵬  4勝30敗
   日馬富士11勝22敗

大関 稀勢の里11勝24敗
   琴奨菊 14勝16敗
実力者豪栄道 16勝8敗
   栃煌山 17勝15敗
   松鳳山 8勝
   安美錦 14勝13敗
   豊ノ島 14勝8敗

要注意千代大龍4勝
   遠藤  1勝

連敗中の隠岐の海とは通常なら顔が合わない。鶴竜は
白鵬、日馬富士の両横綱戦は今度は苦戦する気がする。
悪ければ1ケタ勝利、よくて11勝か。通信簿の結果は
五月にいやおうなしに出る。
<写真は三月場所の鶴竜の優勝パレード>
140323千秋楽表彰 508

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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