大阪場所は昨年同様人気は上々で最後の3日間、13日目
から千秋楽は早々とチケットがなくなっていた。観客数は
昨年より約3100人増と好調であった。
ところで五月場所以降は消費税で入場料が値上げする。
しかもチケットは百円単位なので、実質消費税以上の
値上がりになっている。これが相撲人気にどう影響する
か。ベースアップをしたのは大手企業だけで、日本の
企業の大部分は中小・零細企業である。値上がりは大
相撲のチケットだけではない。大部分の国民が生活防衛に
走っているが、大相撲ファンはどうか。
4月12日五月場所の前売りが始まった。8時45分の時点で
約1200人が国技館窓口にチケットを求めて来ることが判明
した。大相撲人気は快調とみていい。何人かに話をきいた。
溜まり席を狙う方が複数いた。二人桝席を希望する方、
相撲好きで地方場所も日帰りで行く方、始めてなので
両国駅の逆方向である回向院方向へいってしまっと笑う方、
ここまではまだ穏やかだった。
しかし、実際チケットを発売すると比較的早い時刻に
チケットを求めた人から枚数がかなり制限され、希望の
席を求められないという不満が続出した。お茶屋や協会
関係者がいいところをあらかじめ押さえたのか、かなり
不可思議な席のなさだった。特に千秋楽が。
発売初日は熱心な相撲ファンが殺到したこともあり、
消費税の影響は少ないとみた。なお、異例だが、八角
親方(元横綱北勝海)がチケットを求めてアリーナで
待っているお客さんにお礼を述べたことを付記して
おこう。
<写真は五月場所の案内>