大相撲

■十二日目 意外な形で終わった遠藤の大関戦

2014年1月24日

今日の注目の取り組みは結び前の一番遠藤対大関
琴奨菊戦である。ここまで9勝2敗と好調の遠藤。
前日は巨体の臥牙丸を上手投げで倒し、勢いに
のっている。新聞では最速大関撃破だの見出しが
紙面を飾る。

一方、右大胸筋断裂によってテーピングが痛々しい
琴奨菊。7勝4敗とカド番脱出まであと1勝に
こぎつけた。残る対戦相手は優勝争いのトップで
全勝の白鵬と追う一敗の鶴竜、ガチンコの稀勢の里と
強敵ばかりである。今日は勝っておきたいというのが
琴奨菊の心情である。

今の遠藤なら、琴奨菊のあたりを受け止め。四つに
もちこめるのでは。そうなったら相当戦える。
しかし、そんな予想は見事に砕かれた。遠藤左差しも
かまわず、琴奨菊は立会いから出足鋭く一気に寄って
しまった。遠藤は相撲を取らせてもらえなかった。注目の
一番は意外な内容で終わった。負けて覚える相撲かな。
遠藤の次回の上位挑戦に期待したい。

140123十二日目幕内 811

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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