大相撲

■十一日目 終盤の焦点

2014年1月22日

白鵬が琴欧洲を退け全勝、鶴竜も豪風を寄せつけず
1敗を守った。しかし、優勝への盛り上がりが
いまいち感じられない。それは、数字上は1差でも
実態はそれ以上の開きがあることを相撲ファンは
感じている。

白鵬が危なげない相撲を取り続け、稀勢の里が低迷
している現状では全勝優勝の可能性さえある。鶴竜は
1敗だが、勢いが今ひとつ感じられない。勢いが
あれば白鵬対鶴竜が千秋楽結びの一番になることも
ありえるのだが、鶴竜が2敗以上になっていたら
しらけることこの上ない。

ここへきて琴欧洲の大関復帰は難しくなり、琴奨菊は
カド番脱出の可能性がでてきたといっても、万全の
相撲からはほど遠い内容である。両力士より遠藤の
ほうがはるかに観客をわかしている。焦点は遠藤の
上位との対戦になる。盛り上がる終盤となるか、
現時点では遠藤頼みの情勢になってきた。

<写真は琴欧洲対白鵬戦>
140122十一日目幕内 882

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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