旭海雄はモンゴル出身である。相撲の接点は特になかった。高校の
時、柔道枠で日本留学するつもりだった。ところが実際モンゴルで
実施された留学試験は相撲の旭丘高等学校だった。旭海雄はなりゆ
きで受けて合格してしまった。こうして旭海雄は来日し、相撲を取
ることになった。

高校で実績を残し、日体大に進学した。大の里、阿武剋とは同学年
である。大学卒業後は大島(元旭天鵬)部屋に入門した。研修期間
と興行ビザ取得待ちで時間をとられ、デビューしたのは約23歳7カ
月だった。前相撲からの出発だった。

各段を1場所で突破し、幕下入りした。三段目では優勝している。
2024年、旭海雄は各段1場所と幕下3場所で33勝9敗の成績を残し
た。幕下では石崎(朝翠龍)に2勝しているが、羽出山に2敗して
いる。ほかに若ノ勝に勝ち、一意・草野(義ノ富士)に敗れている。
2025年、4場所連続5勝2敗で十両昇進を決めた。通算7場所を要
してだから、かなりのスピード出世といえる。通算7場所の成績は
53勝17敗である。負け越しは1場所であった。2025年の幕下時代は
北の若・出羽ノ龍・若ノ勝に勝ち、朝乃山に敗れている。

2025年九月場所、十両に上がったものの6勝9敗と跳ね返された。
再び幕下となったが、1場所で戻ってきた。すぐに戻らないと幕下
に定着する傾向があった。2026年、再十両で3場所連続勝ち越して
十両筆頭まで来た。七月場所、幕内をかけた。だが、千秋楽に敗れ
7勝8敗と惜敗した。幸運だったのは、番付が現状維持だったこと
だ。

去る九月場所所、幕内へ再チャレンジとなった。ところがスタート
で躓いた。中日まで2勝6敗だった。その後5勝1敗と持ち直し、
7勝7まで持ち込んだ。千秋楽、運命の相手は同じく7勝7敗の炎
鵬だった。旭海雄はあわてず圧力をかけて寄り切った。ついに幕内
への昇進を決定的にした。再十両の成績は31勝14敗であった。
旭海雄 モンゴル出身 大島(元旭天鵬)部屋
183センチ 165キロ 押し 左四つ寄り 26歳