現代相撲部屋の系統12

立浪を本家とする系統を現在ある部屋から系統を見ていこう。立浪
部屋の祖は緑嶋である。立浪三羽烏双葉山・羽黒山・名寄岩を育て
た。2横綱1大関などを育て一大勢力を築いた。春秋園事件で飛び
出さず、協会に踏みとどまったことも大きかった。

緑嶋のブロマイド

師匠立浪(元緑嶋)は国民的英雄双葉山に「ほうびに娘をやろう。
部屋も継がせる」ともちかけた。だが、双葉山には心に決めた女性
がいた。それだけではなかった。立浪(元緑嶋)と双葉山は様々な
点で意見が折り合わなかった。すき間風が吹き始めていた。その結
果、双葉山は昭和16年、双葉山相撲道場として独立した。

盟友元鏡岩の粂川が部屋も弟子も双葉山にさしだした。不動岩、鏡
里は粂川の直弟子である。独立しても立浪一門の枠内では弟弟子の
元羽黒山を盛り立てることになってしまう。そこで、双葉山相撲道
場及び引退後の時津風部屋は、他の部屋を併合し、勢力拡大に向か
った。

羽黒山のブロマイド

立浪部屋は元緑嶋の死去により横綱羽黒山が娘婿として継いだ。二
枚監察(師匠を現役力士が兼ねる制度。現在は禁止されている)だ
った。といっても羽黒山はすでに晩年だった。元羽黒山の立浪は若
羽黒・安念山・北の洋・時津山の立浪四天王を育てた。

元羽黒山の死去により後を継いだのが娘婿の安念山だった。正確に
言うと安念山は途中2代目羽黒山に改名していた。横綱双羽黒・大
関旭國・関脇黒姫山・前2大翔山などを育てた。ただ、双羽黒とは
対立が激化して師弟関係が壊れていった。その結果双羽黒は現役に
も関わらず、相撲界を去るという前代未聞の事件となった。

安念山の ブロマイド

立浪部屋自体もこの後急変することになるが、この時点では知るよ
しもなかった。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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