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2024年九月場所総評

★優勝争いについて

優勝争いをしているかは14日目終えて優勝圏内にいるかである。残
念ながら14日目で優勝が決まってしまった。混迷の時代では珍しい
ことである。結果論だが、霧島対大の里戦は千秋楽でもよかったの
では。

<賜杯を受ける大の里>

★優勝した大の里について

早くも2回目の優勝である。今回は2日目から11日目までは敵なし
の強さを発揮した。千秋楽負け越しの阿炎に敗れたのは課題が残っ
た。大関は確定的である。

★大の里の横綱の可能性は

勢いのある時は誰しもよく見える。大の里の新大関の場所を見ない
と何ともいえない。豊山(前名内田)は3場所37勝8敗だった。そ
れでも新大関の場所は負け越している。

<優勝大の里 旗手欧勝海>

★大関陣について

大関はますます弱くなっている。琴櫻・豊昇龍はともに8勝7敗で
ある。クンロク大関と揶揄されるのにそれ以下の成績である。新大
関大の里が両大関の風下になったら、それは矛盾でしかない。大の
里が両大関以下になる番付順を合理的に説明することはできない。

★貴景勝の引退に関して

3場所で5勝しかできなかった。ケガで限界だった。引退はやむを
得なかった。押し相撲は難しい。先輩押し相撲大関の若羽黒・大受
は大成しなかった。

<貴景勝最後の一番 相手は王鵬>

★大相撲人気に関して

九月場所チケットは1時間20分で完売した。ファンクラブ、チケッ
ト大相撲の先行予約でさえままならないという。大相撲人気は過熱
している。大の里の大関昇進でさらにヒートアップしそうである。

★今場所の幻の取組は

前頭4枚目の正代以上では以下である
2ケタ勝利同士の対戦はなかった。
霧島-若元春
霧島-正代
番付は近かったが、実現しなかった。
大栄翔-翔猿
御嶽海-若元春
御嶽海-正代
ほかに
熱海富士-正代

★三賞について

三賞は本来相撲内容を評価すべきものである。現在は勝ち星にこだ
わりすぎる傾向がある。問題は勝ち方であり、同時に負け方なので
ある。宇良の評価は相撲内容より勝ち星優先の感じがしてならない。
殊勲賞若隆景。関脇優勝者に勝っての殊勲賞は聞いたことがない。
敢闘賞・技能賞大の里は文句なしである。

<殊勲若隆景、敢闘大の里・錦木、技能大の里>

★ほかに気がついた点は

休場力士の多さが目についた。関取では以下である。
・幕内
照ノ富士
貴景勝(14日目引退)
北勝富士(途中出場で勝ち越し)
・十両
朝乃山
妙義龍
千代栄
阿武咲
島津海
剣翔(途中出場)
水戸龍
十両がこんなに多いのは珍しい。

★最後に場所の採点を

57点

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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