■十一月12日目 貴・照・志摩3者のサバイバル戦

1敗志摩ノ海対2敗竜電の対戦が幕内3番目
の取組として組まれた。前日宝富士相手に
強さを発揮した竜電か。相撲に意気込みが
みなぎる志摩ノ海か。相撲は次のように展開
した。両者あたって左ざしをねらう竜電、
きらう志摩ノ海の争いとなった。志摩ノ海の
体勢が低く、竜電起こして出るところを志摩
ノ海の左出し投げが決まった。志摩ノ海は
冷静な対応だった。志摩ノ海1敗。竜電は
3敗で後退した。

志摩ノ海(下手出し投げ)竜電
<志摩ノ海(下手出し投げ)竜電>

1敗志摩ノ海、実は今日の前頭10枚目竜電戦
が今場所最も地位の高い対戦相手であった。
11日目までは前頭12枚目以下の対戦ばかりで
あった。一月場所優勝した徳勝龍が13日目
まで前頭8枚目以下の対戦ばかりだったが、
志摩ノ海も劣らず、12日目まで前頭10枚目
以下であった。単に1敗というだけでなく、
11勝の中身をよく把握しておくことが大切で
ある。1敗は逸ノ城戦であった。

2敗照ノ富士は先場所敗れている御嶽海戦で
ある。御嶽海は下位によく負ける傾向がある。
今の御嶽海は恐れる存在ではなくなっている。
相撲は照ノ富士が右四つ一気の速攻で寄り
切った。1敗貴景勝は宝富士相手に強烈な
突き押しで突き出した。貴景勝会心の一番で
あった。

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照ノ富士(寄り切り)御嶽海
<照ノ富士(寄り切り)御嶽海>

前頭10枚目以下と対戦してきた志摩ノ海は、
あす13日目、大関貴景勝と対戦することに
なった。1敗同士のサバイバル戦である。
実力は大関が上であるが、こと勝負となると
話は別である。貴景勝は今年(2020年)の
一月場所の千秋楽、幕尻徳勝龍に負けて大関
の面目丸つぶれにした過去がある。今回それ
を繰り返してはいけない。

貴景勝(突き出し)宝富士
<貴景勝(突き出し)宝富士>

志摩ノ海は前頭6枚目が最高位のため、初の
大関戦になる。未体験ゾーンになるわけで
ある。ここまできたら思い切ってやるしか
ない。カギは貴景勝の押しをしのぎ勝負が
もつれるなかでチャンスをつかむことである。
貴景勝か、志摩ノ海か。13日目は決戦の日に
なる。

KW女史と観戦。国技館カレーと銀座鵬
まかないカレーありがとうございました。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

相撲専属フリーライター・写真家。ペンネーム電光力。日本経済新聞社の記者を15年務め、日経HRの編集者を経て独立。2014年から大相撲ブログ「土俵の目撃者」を運営し、毎場所ほぼ全ての本場所を取材、土俵際から自ら撮影。撮影したリングサイド写真は9万枚を超える。にほんブログ村「相撲・大相撲」カテゴリ ランキング1位。

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