■九月14日目 単独トップ正代の大関はあるのか

14日目、優勝戦線に変化があった。3敗の
阿武咲が隆の勝に敗れ、同じく3敗の若隆景
が御嶽海に敗退して4敗になり、優勝戦線
から退いた。まず、実力通りの結果が出た
ことになる。下克上とはいかなかった。

正代の横攻め
<正代の横攻め>

14日目、直接対決が2番あった。まず、結び
前の一番で2敗正代対3敗朝乃山戦である。
朝乃山はぐんぐん調子をあげて目下10連勝。
一方正代はこのところ自信が感じられる。
ただ地位は朝乃山が上である。この一番正代
があたり勝ってその勢いのまま横攻めで一気
に押し倒した。正代のパワー、スピードが
炸裂した。朝乃山は何もできなかった。正代
の完勝であった。

朝乃山を押し倒した正代
<朝乃山を押し倒した正代>

結びの一番は2敗の新入幕翔猿と3敗の大関
貴景勝の一番である。貴景勝は今年の一月
場所、幕尻の徳勝龍に負けて大関の面目丸つ
ぶれであった。再びここで負けたら恥の
上塗りになってしまう。相撲はこう展開した。
貴景勝はよくみて押していった。翔猿逆に
押し込むも貴景勝は落ち着いていた。押し
合いのなかから貴景勝が翔猿をはたき込んで
勝負あった。

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貴景勝(はたき込み)翔猿
<貴景勝(はたき込み)翔猿>

14日目を終わり、2敗正代、3敗貴景勝、
翔猿となった。正代が一歩リードしたカタチ
になった。千秋楽は予想通り正代と翔猿が
組まれた。

正代の大関昇進はあるのか。優勝しても12勝
なら論外である。13勝の場合はどうか。その
場合3場所前の8勝が気になる。できれば
もう1場所みたい。しかし、千秋楽勝って
大関昇進というムードが出てきたら、状況は
変わるかもしれない。

あと1日です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。

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この記事を書いた人

日本経済新聞で15年間記者を務め、日経HRの編集者を経て独立。現在は大相撲を専門に取材するフリーライター。ほぼ毎場所、自ら土俵際で撮影している。にほんブログ村 相撲・大相撲カテゴリでランキング1位。

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