MENU

■七月5日目 極端過ぎる取組編成

朝乃山対霧馬山は長い相撲となった。立ち
合い、霧馬山が左へ変わり気味に左上手を
取って食い下がるいい体勢をつくった。朝乃
山は上手が取れない。霧馬山、何度か寄り
立てるが、朝乃山ふみとどまり、かつすくい
投げでしのぐ。霧馬山に攻め手がない。霧馬
山、巻き返にいくところを朝乃山一気に出て
いって寄り切った。朝乃山は耐えて勝った。
また霧馬山の巻き返に素早く反応した勝負勘
はすばらしい。

<朝乃山(寄り切り)霧馬山 写真提供C氏>

白鵬は先場所負けた阿武咲が対戦相手である。
とはいえ、阿武咲は、先場所は横綱・大関
とは部分対戦である。阿武咲が横綱・大関と
フル対戦したのは2018年一月場所まで遡る。
その間幕内中位、下位をさまよっていたわけ
である。阿武咲は弱くなったといえる。大関
を狙える逸材だったのは遠い昔である。そう
いう意味で白鵬戦は期待していなかった。
相撲は白鵬が踏み込んで四つに組み止め、
すぐさま左上手出し投げで決めた。

<白鵬(上手出し投げ)阿武咲 写真提供C氏>

今日気になったのは相撲よりも取組編成で
ある。初日前日、2020年7月横綱・大関に
挑む12人のサムライと題して記した。横綱・
大関との対戦圏内は上位に休場がいなければ
4枚目の輝と碧山までと書いた。実際は鶴竜
が休場したので東5枚目の阿炎までになる
かもしれない。ここまで輝と碧山は横綱・
大関戦がゼロである。負けが込んだら横綱・
大関と組みにくくなる。輝・碧山共に現在
2勝3敗である。

前頭筆頭の遠藤、豊山は横綱・大関戦は
終わっている。慣例はあるだろうが、極端
から極端へ走る取組編成でいいのだろうか。
関脇の横綱・大関戦は終盤になる傾向がある。
それも成績次第にしないと取組は白けてしま
う。栃錦のころはだいたい下位から対戦した
モノである。これだと白鵬は初日碧山、2日
目輝になる。明日6日目も輝、碧山は、横綱・
大関戦はない。

最近は一月場所の幕尻徳勝龍の対戦相手が
後手にまわった。その結果関脇朝乃山戦、
遠藤戦、11勝をあげた北勝富士戦はなかっ
た。取組編成こそ、外部の知恵が最も求め
られる部署のような気がしてならない。

今治タオルが送られてきました。感謝!。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
イラストとマークの2カ所をクリックして支援してください 。

ブログランキング

当サイトはブログランキングに参加しております。記事をよんでいただいたら、以下バナーをクリックいただくと、ランキングに反映されます、1日1クリックよろしくおねがいします
にほんブログ村 格闘技ブログ 相撲・大相撲へ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

目次