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審判の安全を保つ突飛な案

26日は力士会が開催された日である。しかし、今回は異
例なことにニ所ノ関審判部長(元若嶋津)、友綱審判副
部長(元魁輝)、藤島審判副部長(元武双山)が力士会
にのり込み、立ち合いとダメ押しに関して正常化を要求
した。立ち合いは項を改めて述べるとして、ここではダメ
押しについて触れてみることにする。
160320八日目幕内 778
<三月場所8日目白鵬対嘉風戦1>

三月場所、ダメ押しで左大腿骨頸部を骨折して、全治3
ヶ月を要する井筒審判副部長(元逆鉾)が引き金になっ
ているのは間違いない。しかし、ダメ押しで最も危険なの
は、対戦相手である。力を抜いたところへ、さらに攻撃
力が加わるわけだから危険なことこの上ない。
中には勝負があったあと、相手の腹にパンチをいれた不
届き者がいた。十両でおきたことだが、パンチを受けた
ほうが感情的になってもおかしくなかったが、幸いそこ
までいかなかった。
160320八日目幕内 779
<三月場所8日目白鵬対嘉風戦2>
 
審判の安全は、ダメ押しをしないだけでは防げない。両
力士がもつれて土俵下に落ちていくこともある。一気の
出足で速攻寄り倒しの後土俵下に落ちていくこともある。
今は150キロ以上の力士がごろごろいる。2人合わせれば
300キロを超える。それを防ぐには、土俵から審判の距離
を十分離すことが一番である。
160320八日目幕内 780
<三月場所8日目白鵬対嘉風戦3>

ただし、審判を土俵から十分の距離を取ってしまう位置
にすると、溜まり席の減少につながる。それは避けたい
と思うなら次の方法はどうだろうか。それは自動車のエア
バッグのようなものを身につけるのである。人によっては、
笑っちゃうかもしれないが、安全性上一考の余地はある
のではないだろうか。

初夏を感じるときもある季節です。
興味深いテーマをこれからも届けます。

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よしなに
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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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