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■福岡8日目 大関の負けぬ日はなし大相撲

琴奨菊と豪栄道が今日も負けた。これで琴奨菊は3勝5敗、
豪栄道は4勝4敗である。琴奨菊は同じ大関の稀勢の里
相手だからやむを得ないと思われがちだが、これまで
琴奨菊は稀勢の里に対して対戦成績では分がよかった。
豪栄道は関脇以下とは紙一重の実力差しかない。

141116八日目幕内 1219
<琴奨菊対稀勢の里>

これでは後半に期待の持ちようがない。琴奨菊は横綱戦
3番、大関戦1番を残している。豪栄道は横綱戦3番、
大関戦2番を残している。勝ち越しさえ難しい状況である。
これでは大関の存在価値など微塵もない。

141116八日目幕内 1130
<高安対豪栄道>

歴史的に見ても少なくとも昭和以降の大関の歴史は弱さの
歴史である。なぜ、こういうことになってしまったのか。
それは横綱の昇進が甘くなり、品格力量抜群でなくても
なれてしまう地位になってしまったからである。同時に
大関陥落は2場所連続負け越さなければ落ちないという
(3場所連続負け越しの時代さえあった)関脇以下より
甘く、ぬるま湯につかっているからだ。
昔、「星勘定、明日は大関戦だから白星」という笑い話が
あった。関脇の強い場所は面白いという。しかし、大関の
強い場所はもっと面白いのだ。琴奨菊と豪栄道には今場所
は茨の道かもしれない、だが、最後まであきらめずに
真剣に相撲を取ることを望む。
<写真は場所後順次掲載予定>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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