白鵬の思いがけない負けで、めったに見られない白鵬が
追いかける優勝展開になった。人によっては今場所は
鶴竜の優勝と決め付けている方がいるようだが、優勝は
先行逃げ切りばかり見てきた方にとっては無理からぬ
ことである。むしろ白鵬はこういうケースのときこそ
底力を発揮するチャンスである。
栃錦は初日よく負けて優勝した。初日に負けたとき栃錦は
「ああ今場所は14勝1敗か」と思ったと言う。実際栃錦は
10回優勝ののうち3回は初日に負けている。また、栃錦は
前頭2枚目のとき7連敗8連勝を成し遂げている。この
ときは番付の正しさを証明したと言われた。勝負にかける
執念がものすごかった栃錦ならではの星取りである。
優勝31回の白鵬がこれまでなしえていない優勝がある。
それは千秋楽で本割り・優勝決定戦で連勝しての優勝
である。これを最初に達成したのは土俵の鬼若乃花で
ある。相手は同じ横綱の栃錦。まさかの逆転優勝に紋付・
羽織を用意していなかった若乃花はまわしでオープンカー
パレードをおこなった。
2人目は大鵬で最後の優勝となった。相手は玉の海である。
3人目は輪島で横綱昇進をかけた北の湖を本割・優勝
決定戦とも同じように右おっつけ左下手投げで連勝した。
このころまでは本割・優勝決定戦で連勝するのは珍しく、
土俵の鬼・王者の執念・相撲アニマルだからこそなしえた
といわれた。
その後大乃国(相手は北勝海)、旭富士(相手は小錦)、
千代大海(相手は3代目若乃花),栃東(相手は千代大海)
が達成。白鵬は今場所の流れによってはこれを実現する
意気込みで優勝を争ってほしい。
今日の運勢が気になったら
Powered by VEIL


