大相撲

■福岡8日目 大関の負けぬ日はなし大相撲

2014年11月16日

琴奨菊と豪栄道が今日も負けた。これで琴奨菊は3勝5敗、
豪栄道は4勝4敗である。琴奨菊は同じ大関の稀勢の里
相手だからやむを得ないと思われがちだが、これまで
琴奨菊は稀勢の里に対して対戦成績では分がよかった。
豪栄道は関脇以下とは紙一重の実力差しかない。

141116八日目幕内 1219
<琴奨菊対稀勢の里>

これでは後半に期待の持ちようがない。琴奨菊は横綱戦
3番、大関戦1番を残している。豪栄道は横綱戦3番、
大関戦2番を残している。勝ち越しさえ難しい状況である。
これでは大関の存在価値など微塵もない。

141116八日目幕内 1130
<高安対豪栄道>

歴史的に見ても少なくとも昭和以降の大関の歴史は弱さの
歴史である。なぜ、こういうことになってしまったのか。
それは横綱の昇進が甘くなり、品格力量抜群でなくても
なれてしまう地位になってしまったからである。同時に
大関陥落は2場所連続負け越さなければ落ちないという
(3場所連続負け越しの時代さえあった)関脇以下より
甘く、ぬるま湯につかっているからだ。

昔、「星勘定、明日は大関戦だから白星」という笑い話が
あった。関脇の強い場所は面白いという。しかし、大関の
強い場所はもっと面白いのだ。琴奨菊と豪栄道には今場所
は茨の道かもしれない、だが、最後まであきらめずに
真剣に相撲を取ることを望む。

<写真は場所後順次掲載予定>

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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