大相撲

■福岡9日目 決戦!スキなし鶴竜対32回優勝目指す白鵬

2014年11月17日

鶴竜はうまさで取る相撲である。だが、ときとしてうまさ
は圧倒的パワーの前に蹴散らされることがある。今日の
碧山はつぼにはまると要注意な相手である。しかし、立ち
上がった瞬間、鶴竜は碧山のパワーを封じて自分十分に
組みとめてしまった。こうなっては相撲にならない。
鶴竜は難なく全勝を守った。

141117九日目幕内 1155
<鶴竜対碧山>

一方1敗の白鵬は逸ノ城を一瞬で投げた。立ち合い先場所
手がかからなかった逸ノ城の左上手、今回は素早く取った
ので相撲になるかなと思った。白鵬は大きい把瑠都と
がっぷり四つになると大相撲を取ることがあるので、
ひょっとしたらと思った瞬間勝負は決まった。鶴竜を
追走する。

141117九日目幕内 1315
<逸ノ城対白鵬>

形の上では稀勢の里も1敗だが、今場所稀勢の里はここが
よくなった。強くなったという変化が感じられない。
優勝はかなりハードルが高いが、優勝戦線をのカギを
にぎる存在である。両横綱にとって超えなければならない
危険な相手となる。

さて白鵬と鶴竜千秋楽の両者の決戦はどうなるか。実は
今年に入って千秋楽結びの一番で両者優勝をかけての
激突が一番もない。それだけに今場所こそと思いたいが、
問題はどういう勝敗でぶつかるかだ。鶴竜が優勝するには
1差をつけておきたいところだ。相星では白鵬の32回
優勝のチャンスはのがさないのでは。いずれにせよ今年
最後の相撲にふさわしい大一番になることを期待する。

 

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denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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