北勝富士は連日の大関戦である。これまで大関貴景
勝・豊昇龍を撃破してきた。３日目が最後の大関霧
島戦になる。
相撲は離れての攻防。霧島のいなし。北勝富士まわ
りこんでから右上手を取って頭をつけて西土俵で寄
り切った。北勝富士は粘っこい相撲が取れたこと、
それが勝因である。
これで北勝富士は大関総なめである。これが、３横
綱が後に控えているたらそれほど話題にならないか
もしれない。しかし、今横綱は一人しかいなく、休
場が多いときている。横綱としては晩年にきている。
大関も今年の半分は貴景勝一人だった。それも休場
が目立った。その貴景勝は明生に攻められた。土俵
際貴景勝が突き落としたというより、明生の足が流
れた。
押し相撲の馬力は若いときならともかく、持続する
のは容易ではない。押し相撲はリズムがある時はい
いが今の貴景勝はほど遠い内容である。馬力が失わ
れていくのは避けようがない。
豊昇龍は曲者翔猿と対戦した。奇策にはまり連敗し
た。受難の新大関のスタートである。
大関の負けぬ日はなし大相撲。これで大関は５勝４
敗となった。これで優勝争いに最後まで加われるの
だろうか。栃錦は初日負けて３回優勝している。栃
錦は相撲にかける執念が違う。
九月場所のチケットは完売だが、番付の軽さはいか
んともしがたい。
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