大相撲

■23名8日目 暗転の新大関霧島

2023年7月16日

朝乃山が今日から休場した。前日の豊昇龍戦で負傷
したとのことである。左上腕二頭筋部分断裂で4週
間の安静を必要とするとのことである。これで幕内
の休場は若隆景、貴景勝、霧島、照ノ富士に続いて
5人目である。霧島は途中出場したが、ほかは人気、
地位から抜けた穴は大きい。

その霧島だが今日は翠富士と対戦したが、終始食い
下がられた。まわしを十分取れない体勢が続いた。
途中まわし待ったが入った。伊之助、霧島のまわし
をなかなか締められず、呼出が助人に入る場面があ
った。霧島は体勢が悪いまま再開。最後翠富士の下
手投げに屈した。

<1勝翠富士に勝てない霧島>

霧島は重症である。1勝7敗の御嶽海かつ1勝6敗
の翠富士より弱かったことが浮き彫りになった。2
勝霧島は残り6勝1敗が必要である。負け越したら
大関の面目丸つぶれである。あるいは再休場もあり
得る。

1敗豊昇龍は、低くくる宇良に変わってはたき込ん
だ。豊昇龍は強さと勢いが出てきた。これまでの最
高成績は11勝。これを超えるか。これまで、たまに
雑な相撲があったが、それさえ戒めれば優勝に躍り
出る存在になる。

<低すぎる宇良をはたき込む豊昇龍>

1敗錦木はうるさい翔猿と対戦した。今日の錦木は
果敢に攻めて翔猿を寄せ付けなかった。錦木は8日
目以降自分より下位相手になる。1敗を保てば優勝
争いは面白くなる。

<錦木、翔猿を退け1敗守る>

心配された若元春だが、琴ノ若を寄せ付けず、2敗
を守った。相撲内容もよかった。大栄翔とともに2
敗だが、大関昇進はぎりぎりの戦いが続きそうであ
る。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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