大相撲

成績重視制ランキング

2022年5月24日

将棋の名人制はA級をはじめB1・B2・
C1・C2と各クラスに分かれている。A級
は10人のリーグ戦で最高成績者が名人に挑戦
できる。A級の順位は名人戦敗退者が1位、
以下成績順に2位から8位までが決定する。
最下位と9位がB1組に降格する。B2・
C1・C2はリーグ戦ではないが、それでも
成績順の順位になる。

幕内は横綱・大関の対戦圏内とそうでない
クラスの2部制である。七月場所は8勝7敗
の貴景勝がナンバー2に、負け越しの御嶽海
がナンバー3に、10敗した正代がナンバー4
というまことにおかしな番付がまかり通る
ことになる。五月場所の上位の成績は以下で
ある。リーグ戦ではないが準じる対戦形式で
ある。

<優勝次点の大栄翔>

これに基づく成績重視ランキングと予想番付
のベスト10を比較してみよう。

  成績重視 予想番付
1位照ノ富士 照ノ富士
2位大栄翔  貴景勝
3位隆の勝  御嶽海
4位霧馬山  正代
5位若隆景  若隆景
6位琴ノ若  大栄翔
7位玉鷲   豊昇龍
8位貴景勝  阿炎
9位豊昇龍  霧馬山
10位阿炎   逸ノ城
次点逸ノ城  琴ノ若

視点を変えると大きく異なってくることが
わかる。貴景勝、正代は五月場所たまたま
成績が悪かったわけではない。今年に入って
すべてよくない。貴景勝は1勝-8勝-8勝
である。正代は6勝-9勝-5勝である。
これで大関にいられるのは、大関制度に欠陥
があるとしかいいようがない。大関直前3場
所の好成績はもはや過去の栄光でしかない。

<3場所連続不成績の貴景勝>

番付はどうあるべきか。実際、幕内は横綱・
大関の対戦圏内とそうでないクラスの2部制
であるにもかかわらず、相変わらずごっちゃ
にしての番付編成だった。現在の大関制度
では0勝から7勝まで同じ意味しかもたない。
そこからくるのは必ずしも実力制番付とは
言えない現実がある。

<3場所合計負け越しの正代>

番付予想は数々あるが、協会の思惑とは別に
1度見直して番付のありようを考察してみて
はいかがだろうか。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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