5日目は取組的にも相撲内容でももうひとつ
盛り上がりに欠けた日になった。その中で
阿炎ははつらつとした相撲を取っている。
手が伸び、前へ前へと出る相撲が続いている。
一段と強くなり、危なげがない。序盤戦を
5勝と快調である。休場した貴景勝に代わり、
上位と対戦する力士は阿炎しかいない。上位
対阿炎が場所を盛り上げる。
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正代は前日星を拾ったのに、生かせていない。
玉鷲の突き押しに一方的に敗れた。どうも
ピリッとしない。正代から闘魂が消えたよう
な相撲だった。千秋楽結びの一番照ノ富士対
正代にふさわしい相撲が求められる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220113五日目幕内-1270.jpg)
照ノ富士対逸ノ城、御嶽海対霧馬山は波乱の
要素が少なく、照ノ富士、御嶽海が勝って
当然だった。ともに5勝である。照ノ富士は
予想できたが、御嶽海はやってみないとわか
らなかった。御嶽海が序盤5勝したのは2020
年七月場所以来である。このときは初日から
7連勝し、最終的に11勝4敗の成績だった。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220113五日目幕内-1340.jpg)
御嶽海にとって今場所はチャンスである。
番付が上の力士は2人しかいない。いかに
下位への敗北を少なくするかがカギになる。
今後の対戦相手で要注意は隆の勝、大栄翔
遠藤になる。ここ1年で2敗している。さら
に北勝富士には3敗している。上位の照ノ
富士には勝てなくなってきているだけに、
下位戦が大切になる。
![](https://dohyounomokugekisya.net/wp-content/uploads/2022/01/220113五日目幕内-1205.jpg)
上位で勝ち越すことは上位で通用する力の
証明である。誰が勝ち越すか、6日目からの
中盤戦の星のつぶし合いも見所になる。
興味深いテーマをこれからもお届けします。