大相撲

■春12日目 そして優勝圏内は全員敗れ去った

2018年3月22日

明日13日目は全勝鶴竜と1敗魁聖が組まれる
ことになった。これはこれで喜ばしい。その代わ
り鶴竜対御嶽海の横綱対関脇戦はなくなった
ことになる。小結以上は役力士なのだから、
リーグ戦が当然である。この点が物足りない。

かつて貴闘力が平幕優勝したときは、横綱同士
の対戦をはずすという、失態を演じた。多賀竜が
平幕優勝したときは大関同士の一番がなくなった。
多賀竜は大関戦2番に過ぎないが、次点の小錦
は横綱戦2番を含み、多賀竜の倍の対戦があっ
た。

本当にうまい取組編成は小結以上のリーグ戦+
平幕中位以下の優勝候補を横綱・大関と対戦さ
せることである。昭和46年7月、優勝を権威ある
ものにするため、好成績者はどんそん上位に
あてる規定ができた。だが、運用されなかったり、
部分運用にとどまっていることさえあった。

今場所の優勝圏内の魁聖は遠藤にうまく動かれ、
敗れ去った。これで明日の、鶴竜戦は盛り上がり
に欠けるかと思った。そうではなかった。

鶴竜が対戦成績で大差をつけている栃ノ心戦で
まさかがおきた。鶴竜があっさり負けてしまった
のである。今日の栃ノ心は、確かに気合がいつ
もと違った。そして一方的な相撲になった。

2敗の高安まで千代丸に負けるのだから、どう
にもしまらない展開であった。優勝圏内の力士
はみんな敗れ去った。厄日としか思えない12日
目であった。

打ち出し後、ある方が高安の負けを最後まで
嘆いていた。
興味深いテーマをこれからもお届けます。

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  • この記事を書いた人
denkouriki

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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