大相撲

■初6日目 静かなる横綱の敗戦

2015年1月16日

前日苦労に苦労を重ねて照ノ富士に勝利した鶴竜がこの
日はあっさり、栃煌山に屈した。まるで昨日の一番の
疲れを引きずっているかのように。通常横綱の敗戦は
館内はどよめき、座布団がとんだりするものである。
しかし、鶴竜の敗戦に凍りついたように静かだった。
150116六日目幕内別角 1081
そこには観客の早くも2敗目、今場所は不成績に終わる
のでは、あるいは横綱初優勝は思っている以上に困難なの
ではという複雑な思いがかけめぐったのではないだろうか。
150116六日目幕内別角 1083
以前鶴竜同様初優勝後に横綱になった力士として(千代の
山以降)鏡里と吉葉山をあげた。優勝1回だけで横綱に
なった力士として柏戸・三重ノ海・2代目若乃花・大乃国を
あげた。共通しているのはいずれも優勝回数が少ない点
であるだけに鶴竜の今後が気になる。
150116六日目幕内別角 1087
鶴竜の今場所の優勝はかなり苦しい状態である。だから
といって気力なき相撲、投げやりな相撲は見たくない。
残り8日間、最後まで横綱の責任を果たすつもりで取り
組んでほしい。、

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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