大相撲

■初5日目 白鵬の相撲に乱れ

2015年1月16日

この日東京は雨にも関らず、国技館は5度目の満員御礼の
垂れ幕が下がった。白鵬が初日から栃煌山、栃ノ心、
宝富士、照ノ富士と危なげない相撲を取り続けている。
しかし、ことごとく退け、圧勝しているかというとそう
とも言い切れない。栃煌山戦では危なげなかったが、引き
技が気になった。照ノ富士戦は攻めにくい体勢が続いた。

150115五日目幕内 1099

これまでは磐石の相撲でまったくつけ入るスキがない相撲が
白鵬の相撲だった。だが、今場所は相手が多少なりとも
つけいるスキがないとはいえない。5日目は人気上昇の
勢である。つかまえたところで勝負ありと思ったが、東
土俵へ寄り立てたとき、足が伴わず上体が傾いた。勢が
土俵を割るのと白鵬が倒れるのが紙一重の差となって
かろうじて白鵬の勝利となった。

150115五日目幕内 1100

行司伊之助はよく見た。それほどわずかの差であった。
この日の白鵬になにか心にゆるみが出たとしか思えない。
勢を攻める白鵬に自滅する要因があったとしか考えられ
ない。とはいえ、白鵬は明日以降心して相撲を取ってくる
くる。そうなると白鵬に対抗できる力士は立ち合いが鋭い
ときの日馬富士しかいない。互角の星での横綱決戦が
見られるか、明日から中盤戦にはいっていく。
150115五日目幕内 1101

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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