現在4場所連続横綱優勝なしである。七月場所で豊昇龍か大の里が
優勝すればこの記録は止まる。では両横綱は優勝候補にあげられる
かというとそう簡単ではない。ともに休場あけの場所である。豊昇
龍は1不戦敗13休、大の里は1不戦敗26休であった。ともに未知数
部分がある。
北の湖は横綱の使命は優勝することと言っていた。豊昇龍の横綱優
勝なしはついに8場所に及んだ。横綱直前3場所の成績が33勝と問
題外だったこと。新横綱、横綱3場所目で負けが込んで早くも途中
休場したこと。早々と休場する横綱に大横綱は少ない。例外は千代
の富士である。

豊昇龍の最高成績は13勝で2回ある。1回は大関時代、もう1回は
横綱時代である。横綱の優勝ラインは通常13勝以上である。豊昇龍
にとってはめったにあることではない。本来それでは困るのだが、
それが現実である。
大の里が休場にいたった経緯はケガである。そのため自分の相撲が
取れなくなった。仮にケガが治ったからといって解消するものでは
ない。自信がもてるものではない。日々の稽古の積み重ね以外復活
はない。大鵬は連続休場中土にまみれて稽古した。

大の里は5回優勝があるが、13勝以上の成績は3回しかない。横綱
の優勝は13勝以上が求められる。今の大の里にできるのか。まだ疑
問符がつく。場所前の稽古情報は決定打にはならないのはいうまで
もない。
七月場所は両横綱にとって試練の場所になる。白星を積み重ね調子
をあげていくか、取りこぼして優勝から脱落するか。明となるか暗
となるか。