2023年五月場所のチケットは完売となった。大阪場
所が15日間満員御礼だったのに引き続いてことだか
ら大相撲人気はかなり戻ってきたといえる。コロナ
で制限されたなかからの脱却とともに迎えた人気回
復といえる。
とはいえ、通常開催にすべてがまわっているわけで
はない。例えば土俵祭りは一般の方を入れての開催
はまだない。いずれにしてもコロナ期とは様変わり
してきた。
1横綱1大関は3場所目を迎えた。これが解消され
るのか。霧馬山の大関がなるかにかかっている。場
所最大の焦点である。勝ち数よりも強いと思わせる
相撲がみたい。
横綱照ノ富士が久々に土俵に戻ってくる。本場所の
土俵感覚が遠ざかっている照ノ富士。初日は小結正
代戦である。この取組は過去3度も対戦がなかった
ことがある。
令和3年五月場所 大関同士
令和3年十一月場所横綱対大関
令和4年一月場所 横綱対大関
取組編成のまずさが生んだ産物である。対戦成績は
照ノ富士の10勝7敗(2不戦敗含む)である。左四
つの正代に右四つに組めるかがカギとなる。
角番貴景勝は阿炎との対戦である。先場所負けて通
算でも3勝7敗と苦手にしている。初日明とでるか
暗とでるか。先場所初日は翔猿に一月場所に続いて
黒星だった。
横綱・大関が出場しても混迷の時代は変わらない。
現在8場所連続優勝者が異なる。これに終止符が打
たれる場所となるのか。そのうち6人が12勝優勝で
ある。2場所が13勝優勝であり、14勝以上の優勝は
ない。優勝力士は8日目まで予想もつかない。
休場は若隆景である。