雲が立ち込めるなか、大相撲五月場所が始まった。
年6場所だとさすがに次の場所が来るのが早く感じ
る。気負いからか国技館には10時半ごろ着いた。久
々の4人マス。相撲仲間で占めて観戦した。
初日早々高安の休場が聞こえてきた。一番も見るこ
となくケガによる休場とのこと。不戦勝となった豊
昇龍はこの幸運を生かせるか。
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初日注目の三番は最後に集中した。まず大関を目指
す霧馬山は翠富士と対戦した。霧馬山が3敗だった
ためか、先場所はついに対戦がなかった。もっとも
3敗若元春は全勝翠富士との対戦が組まれた。相撲
は翠富士が果敢に前へ攻めたが、霧馬山が正面土俵
踏み留まって肩すかしを決めた。
番狂わせがあるとしたら大関貴景勝対阿炎戦かと思
えた。対戦成績が負け越している。先場所も負けて
いる。押し相撲の貴景勝が押されて負けたことがあ
る。相撲は貴景勝が左から攻めて阿炎の体勢をくず
し、正面に押し出した。貴景勝は勝つ相撲に徹した
結果だった。
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結びは昨年九月場所9日目以来の登場となった照ノ
富士である。小結正代と対戦した。いやな相手では
ないが、久々の土俵感覚だけが気がかりである。相
撲は正代が一気に走ったが、土俵際照ノ富士が右か
らのすくい投げで勝利した。一瞬の展開であった。
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注目の三番は上位勝利の結果に終わった。しかし、
毎日が必死の戦いになる。戦いはまだ始まったばか
りである。