今日の一番は豊昇龍対翠富士戦である。豊昇龍は翠
富士に対して2勝5敗と苦戦している。河津掛けで
勝ったことがあった。翠富士は豊昇龍にとって難敵
である。
相撲は翠富士が2本入って、豊昇龍が抱え込む。こ
の苦しい展開が続く。豊昇龍がまきかえにいくとこ
ろを翠富士が出る。豊昇龍つかさずはたき込んで勝
負をつけた。
翠富士はいい体勢になりながら攻めがなかった。そ
れが敗因である。
貴景勝対琴ノ若は思いがけない展開となった。そこ
には押せない貴景勝がいた。あたりも押しも威力が
ない。琴ノ若を押せず動きが止まった。琴ノ若が右
をさして出ると勝負あった。貴景勝に不安が残った。
照ノ富士対阿炎は2勝2敗である。要注意の対戦相
手である。だが、勝負は一瞬で決まった。当たった
阿炎の足が流れたか、崩れるように倒れた。自爆相
撲のようにさえ映った。あまりのあっけなさに館内
があっけにとられた。
幕内後半は物言いが2番あり、いずれも取り直しと
なった。そのせいかこの後の進行があわただしい流
れになった。それが観客にも伝わってせわしい観戦
になってしまった2日目であった。