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かみ合わない相撲論争

18日は靖国神社で大相撲巡業があった。ご老公的存在
の年配の相撲愛好家といっしょに観戦した。靖国神社の
巡業は、軽い稽古、それも上位は参加しない稽古のあと、
序二段から幕内まで延々と取組が続く。巡業の取組ほど
見たくないものはない。本気でやるはずがないからであ
る。巡業の取組を必死でやってケガをして、本場所を休
場することになったら本末転倒である。
160418靖国 142
<巡業ならではの幼児を抱えての土俵入り>
 
巡業は稽古につぐ稽古をしないと土俵の充実にはつなが
らない。そのためには、せめて2班に分けて人数を減す
など、工夫しないと稽古するより見ている時間のほうが
長くなる。
さて、本題はここからである。ご老公は先の理事長選で、
貴乃花親方が負けたことが、なんとも無念・残念に思っ
ているのだ。そこで出たのが以下の論争である。
160418靖国 229
<熊本の震災の募金をよびかける力士たち>
 
ご老公「貴乃花は政治の世界に打って出たほうがいい。
そのほうがむいているよ」
筆者「貴乃花に政治的素養があるとは思えないし、聞い
たこともない」
ご老公「勉強しながら、身につければいい」
筆者「勉強のために、税金から出る給料を払うのは、おか
しい」
ご老公「とにかく、政界に打って出たほうがいい」
筆者「貴乃花は現役時代、お世話になった相撲界に恩返
しをしようとしているのでは」
ご老公「理事長選で支持がなかった以上、相撲界に留まる
べきでない」
筆者「貴乃花は理事長として、何がやりたかったか明解では
なかった」
ご老公「八角(元北勝海)だって同じではないか」
筆者「それは両者ともによくない、と言ってるだけである」
ご老公「前理事長の北の湖同様現役時代相撲界に最も貢
献したのは、貴乃花である」
筆者「名選手、必ずしも名監督ではない」
ご老公「八角のもとでは、何も変わらない。現にチケット販売
ひちつをとってもアナログでしか購入できない人に対する配
慮がない。土日のチケットに関しては、ネットダフ屋が横行
する事態を招いている」
筆者「チケット販売に関してはそうだけど」
まだまだ、ここには書けないようなことを含め、議論は長きに
及んで、分かれた。人の意見は参考になることは、多いが、
ご老公に関しては論争がまるでかみあわなかった。
160418靖国 230
 <天風も震災募金集めに協力>

初夏を感じるときもある季節です。
興味深いテーマをこれからも届けます。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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