大相撲

あらためて問う大関とは何か

2016年4月21日

先場所は、大関稀勢の里・豪栄道が優勝争いに加わり、
活躍した。そのため、大関はよくやった、という印象が
強い。だが、大関は彼らだけではない。琴奨菊と照ノ富
士も大関である。そしてわずか8勝の成績であった。大
関が4人というと豪華番付である。しかしその反面、大
関が4人いて、全員が満足いく成績が、果たしてあげら
れるのだろうか。
160324十二日目幕内゙ 629
<豪栄道と白鵬の立ち合い>
 
大関昇進時はそれなりに、りっぱな成績をあげて大関に
なっている。しかし、逆にいえば昇進時のみいい成績な
大関が多すぎる。そういう大関を名ばかり大関という。

大関昇進を決定した方々に、それでは大関とは何か、と
尋ねたらどういう答えが返ってくるのだろうか。横綱は、
力量抜群、適格者がいなければ欠いてもかまわない地位
である。横綱はめったなことでは誕生しない特別な存在
である。

大関はあまり聞いたことないが、かくありたい大関はこう
だ。大関は三賞をもらえない。もらえるのは優勝だけで
ある。ということは、大関は優勝を争う力がある。ときには
横綱以上の存在価値を示す。これが大関である。少なくと
も3回に1回は優勝争いに加わっていただきたい。となれ
ばこれを基準に大関昇進を決めればいい。これなら横綱
に次ぐ力量の大関が誕生する。
160323十一日目幕内゙ 771
<稀勢の里と白鵬激突の瞬間>
 
大関陥落は3場所連続10勝未満にすることも必要である。
稀勢の里は系統別総当たり以後、15日制の三根山以降の
大関で唯一勝率で1場所平均10勝以上の成績をあげてい
る最強大関である。あとは優勝争いをどんどんしていくだけ
である。ほかの大関は物足りなさを通り過ぎているのは言う
までもない。

初夏を感じるときもある季節です。
興味深いテーマをこれからも届けます。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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