大相撲

知られざる?大相撲

2015年3月1日

本場所を観戦していると様々な場面に出くわす。

1、幕下は通常塩はまかないが、まく時がある。それも
取組の途中からである。それはなぜか。

これは幕下以下の取組の進行が早いが、十両の土俵入りは
定刻からしか行わない。そのための時間調整である。それ
でも十両土俵入りまで時間が余ったときは「土俵入りの
準備ができますまでしばらくお待ちください」と場内
アナウンスが流れる。実は準備はできているが十両土俵
入りは定刻まで開始しない方針である。
150115五日目幕下 692
<十両土俵入り>
 
2.実は十両土俵入りの定刻が以前より早くなっている。
その理由は。

横綱が増えて横綱の土俵入りの時間が増えたからである。
なお、十両土俵入りの定刻は初日と千秋楽以外は同じで
ある。現在は午後2時15分である。鶴竜が横綱になる前は
午後2時20分であった。

3.十両の土俵入りの後に再び幕下の取組(5番)に
なるのはなぜか。

十両土俵入りは化粧まわしをつけているが、これを競技用
のまわしにかえなければならない。その時間が必要のため
である。幕内の土俵入りは横綱の土俵入りが終わってから
取組開始までしばらく間がある。

4.協会ご挨拶はなぜ十両取組の途中で行われるのか。

土俵に上がる力士が競技用まわしから土俵入りの化粧
まわしにかえる時間が必要だからである。現在、理事長と
小結以上の力士が土俵に上がるが、大関以上だったことも
あった。また現在はないが取締3人と力士が挨拶したことも
あった。戦前には力士も羽織袴で土俵にあがっている写真を
見かけることがある。
150111初日協会挨拶 017
<協会ご挨拶>
 
5.行司を見ていれば時間いっぱいかどうかがわかる。

仕切り制限時間いっぱいかどうかは呼び出しが立ちあがる
かどうかでわかる。ただ知人や隣人と話をしたり、トイレ
などから戻ってきて呼び出しの立ち上がりを見逃した
場合は行司を見ればわかる。仕切り制限時間前は行司は
片足を前に出す。これが仕切り制限時間後は両足を開く。
両足が開いていたら力士は立ち上がる。
150125千秋楽幕内 1006
<白鵬対鶴竜 一月場所千穐楽結びの一番 最後の仕切り>
 
6.本場所観戦でいまだ知らされていない情報がある。
それは何か。

当日の休場力士と千秋楽の三賞受賞力士の発表である。
これはそれほど手間のかかることではないので、協会は
ほかのサービス(和装dayやSNS登録プレゼントなど)より
優先的に取り組んでいただきたい。

大相撲の観戦はよく生の迫力というが、それはごく一部の
席だけである。筆者はそれよりもライブ感覚をあげたい。
実に様々な光景、声、応援などに遭遇する。なじみの方
との相撲談義も観戦の楽しみである。さあ、相撲を直接
見に行こう。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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